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【Dosha(ドーシャ)】|タイプ別おすすめアーサナ

3タイプのドーシャ【ヴァータ・ピッタ・カパ(カファ)】の中で自分の優勢なドーシャを知り、毎日数分だけでもヨガを実行することで、心と体のバランスを整えられる、簡単なアーサナをご紹介します。ヨガアーサナを実行して気持ちが軽く静かになれば、ドーシャが整ったことを示します。

※アーサナの( )内はサンスクリット語です。

※腹式呼吸法の、吸って→吐くで「1呼吸」です。

目次

【ヴァータ】のバランスを整えるアーサナ

ヴァータが増えると、乾燥肌、体重減少、便秘、腸内ガス、膨満感、睡眠の乱れ、不安感、考えすぎという状態になりやすくなります。ヨガのアーサナはほぼすべてヴァータを整える効果があり、恐怖心や不安感を取り除き、便秘、腰痛、関節痛を和らげる効果が高いです。

●前屈のポーズ(ウッタナーサナ)
 ・肩幅に脚を広げ、両腕を頭の上に上げて立つ。
 ・背筋をまっすぐ伸ばしながら、ゆっくり前屈、脚はなるべく伸ばして床に手のひらをつける。
 5呼吸して、体をゆっくりもとに戻す。

●チャイルドポーズ(バラ―サナ)
 ・正座をして、両腕は体側に置く。
 ・ゆっくり前屈し、腕を前に伸ばす。
 15呼吸して、ゆっくり体をもとに戻す。

【ピッタ】のバランスを整えるアーサナ

ピッタが増えると、炎症を伴う湿疹、発疹、ニキビ、胃酸、胸やけ、空腹時の吐き気、体の不快な熱感が起きやすくなります。
ピッタ体質の方は、完璧主義で、情熱的すぎる方が多いです。心を鎮め、熱を体に溜めないアーサナが効果的です。

●ラクダのポーズ(ウシュトラーサ)
 ・膝立ちをして両手のひらを腰の後ろにあてる。
 ・そけい部を前に突き出し、体を後ろに倒し、手をかかとに置く。
 ・首を伸ばし、ゆっくり呼吸する。
 10呼吸して、ゆっくり体をもとに戻す。

●コブラのポーズ(ブジャンガーサナ)
 ・うつ伏せに寝て、脚を合わせ、足先まで伸ばす。
 ・肘を後ろに曲げ、手のひらを胸の横に置く。
 ・息を吸いながら肘を上に伸ばし、骨盤は床につけたまま頭、胸を上げる。
 10呼吸して、体をもとに戻す。

【カパ(カファ)】のバランスを整えるアーサナ

カパ(カファ)が増えると、体のだるさ、倦怠感、気分の重さ、体重増加、排便不調、感情的な食べ過ぎなどの状態が現れます。水分などため込みやすい体質の方が多いので、運動で代謝を上げたり、体を温めるアーサナが適しています。

●木のポーズ(ヴリクシャーサナ )
 ・まっすぐ立ち、腕は体側に伸ばす。
 ・右膝を曲げて外側に開く、左足内側のつけ根(もしくはふくろはぎ)に右の足裏をつける。
 ・バランスがとれたら、胸の前で合掌する。頭の上で合掌でも良い。
 10呼吸して、ゆっくりと体をもとに戻す。反対側も繰り返す。

●三角のポーズ(トリコナーサナ)
 ・脚を肩幅よりも大きく開いてまっすぐ立つ。
 ・右足先を外側に向ける。右足のかかとが左足の土踏まずと一直線になるようにする。
 ・上半身を右に倒し、右手を左足のすねか足首に置いて、左の腕を天井に向けて伸ばす。両方の腕をまっすぐ伸ばす。
 ・上半身が前に倒れないように、全身をまっすぐにして横に曲げる。
 10呼吸して、体をもとに戻す。反対側も繰り返す。